直線上に配置

草笛の練習(3)

「葉っぱ」を下唇と歯茎で支持

   草笛の練習(3) 《 「含み笛」の吹き方 》

片手の人差し指と中指で「葉っぱ」を支えて吹く草笛が吹けるようになった人は、
左右どちらの手で支えても演奏出来るようになると、もっといいね。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

● ここでは、口だけで吹く、「含み笛」の練習をする。

少し難しいけど、どう鳴っているのかみんなが不思議がって、面白い。

@ 「含み笛」に使用する「葉っぱ」は、

「カシ」や「ゲッケイジュ」に加え、薄くて硬めの弾力性のある葉っぱを使う。

(反発力の無い柔らかい葉っぱはダメ。)                

プラスチックシートを、円形に切り抜いたものも使用出来る。
自然の葉っぱに比べ葉脈が無い分、ずっと吹き易い。

また、いい音色で、演奏が楽しくなる。

「含み笛」用「葉っぱ」の大きさは、500円玉の大きさがいいが、
口やあごの大きさ、歯の状態で変わってくるので、調整する。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

A 「葉っぱ」を口の中に入れて、舌の先で触ってみる。

B その「葉っぱ」を舌で、下くちびると下側の歯茎の間に、誘導して行く。

C 口の中の「葉っぱ」の上縁を、上くちびる内側の壁に接触させ、
  次第に押さえつけながら、「葉っぱ」の上端部を、口の前側へ少し撓ませる。

D 口全体を引き締めてピーナツ1個分の穴にし、
   口の中の葉っぱで息漏れの無い状態にしてから、
  「プッー」と息を、「葉っぱ」の上縁と上くちびる内側の隙間から吹き出す。

  「ぴ〜〜」と鳴る。

           
草笛の練習(1)
終わりのない童話
草笛音楽の楽しみ

「含み笛」演奏中の口形

口の引き締めが最も重要。

のどと口の引き締め加減で、
「葉っぱ」と上くちびるとの接触圧力を変化させ、
出す息の速さを変えると、音程が変わる。

音域は、
プラスチックシート : 約1.5オクターブ、
カシ「葉っぱ」    : 約1.2オクターブ位。

(手で支えるタイプに比べ、高音域が出しにくい。)

「含み笛」の良いところは、
歩きながらの吹奏が、やり易いこと。

手で支えて吹くタイプは、
歩く時の上下の振動に弱いが、

口の中だけで支える「含み笛」は、この点が有利。

車の運転をしながらでも、
ギターを弾きながらでも、吹奏出来る。

楽しんで頂きたい。