楽器の思い出(2) 宮崎大学時代〜

草笛音楽の楽しみ
新居浜に帰って
 楽器の思い出(1)



スパティフィラム&ポトス   

いい音が出なかった・・・ 「尺八」。
「お袋」はいい出来だったのに・・・。

                     

 ↑【クラシックギター(ZKG)】
          

 

安物のわりには、いい音で、けっこう楽しませてくれた。今はもう引退している。ご苦労様。
                     


● 南国宮崎での学生生活

● 第2の故郷・・・宮崎 での最初の楽器は、
  月賦で買った6600円(当時の値段)の
  クラシックギターだった。
  「禁じられた遊び」や 、「乙女の祈り」、
  「古賀メロディー」等を独習して、楽しんだ。

 また、このギターでコード伴奏をしながら、親友たちと、「ピーターポールアンドマリー」や「ブラザースフォー」などのフォークソングもよく歌った。

● 教室は工学部機械工学科に席を置いて、
   部活は、「詩吟部」に所属していた。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

ある時、詩吟部の先輩の下宿に遊びに行ったとき、尺八を見つけた。

楽器好きの私は、さっそく吹かせて貰ったが、音は鳴らなかった。・・・悔しかった。

尺八の「音色」には憧れていたので、欲しくてたまらなくなった。

安いものを、ギターと同じくらいの値段・・・・・
家庭教師2か月分のバイト代で手に入れた。

黒のビロード布と赤い裏布を買ってきて、お手製の「尺八入れ袋」も作った。

裁縫などした事が無かったが、昔、家庭科で覚えた「返し縫い」の手法で、一針一針縫い上げた。

この時作った「お袋」は、今でも健在だ。

都山流の教則本を手に入れて、独学で、練習を開始した。

宮崎民謡の「ひえつき節」が、何とか吹けるレベルにまでは成ったが、いくら練習しても、良い音色で、憧れの「刈り干し切り唄」が吹けるようには成らなかった。

・・・『楽器が良くなかったのだ?!!!』・・・

尺八への興味がだんだんと薄れていって、
ほとんど吹かなくなってしまった。

良い尺八は値段が高いこともあって、2度と購入することは無かった。
           

● 大阪での独身生活

就職先の大阪の地で、社会人としての生活がスタートした。

この地で手に入れた楽器は、「エレクトーン」だ。

他の同僚が「車」を手に入れようとしている時に、何と私は、「エレクトーン」を買ってしまった。

会社の寮の二人部屋に設置して、「太陽がいっぱい」を猛練習した。

同室の人には、大変ご迷惑をおかけしたが、目をつむっていても、両手両足を使った演奏が出来るようになった。

          

 

 ↑【 尺八 (メーカ?)】
          

 
                                                          

     

     (1年の時、詩吟部で市房山登山)            (高千穂峡)
      右から2番目が当時の自分


●宮崎大学時代の4年間で、記憶に残る楽しかった思い出といえば、・・・・・

 4年生の夏休みに、 I.T.C.(Intensive Training Course in English)と言 う英語の強化合宿に参加したことだ。

これは、教育学部の英語の先生が、国の委託を受けて、大学内の男女各8名、計16名の学生を募集して、2週間16日の強化合宿を行うもので、旅費、宿泊費等の全ての費用は国が負担してくれると言う、物凄く魅力的な内容のイベントだ。アメリカ人の先生も男女2人付いて、合宿中は英語しか使えない。

私は、読み書きは、多少は自信があったが、ヒヤリングや会話は、いまいちで、能力アップの為に、思い切って応募してみた。選抜のための筆記試験と先生の面接があり、結果は驚くことに、OKだった。 ・・・嬉しかった。

期間は夏休み中、場所は高千穂峡で、ユースホステル大和屋を借り切って行われた。

参加メンバーの内訳は、工学部が4人、教育学部が12人で農学部の人はいなかった。アメリカ人の講師は、スタンフォード大学の大学院生(ビル)とカリフォルニア大学の女学生(デヴィ)で、この二人は今回の合宿が縁で後日パートナーになった。

近くの高千穂神社で「夜神楽」を見たり、「国見ケ丘」や「天岩戸」などの観光もしながらの、充実したカリキュラム内容だった。
教育学部の女子学生が8人もいたためか、兎に角、楽しくて、あっという間の2週間だった。

          後列右から2番目

先生の計画されたプログラムは、本当に素晴らしかった。
映画のシナリオ(ローマの休日)を学習したり、英語の歌を歌ったり、レクレーションゲームやパズルゲームなども楽しんだ。

特に面白かったパズルにこんなのがあった。

   ※ 問題1   縦・横・が3個x3個=9個 のマスの中に、1〜9までの数字を
            並べて、縦・横・斜め・の合計が同じになるように、並べよ。


        解答は      8  1  6

                  3  5  7

                  4  9  2
  で縦横斜めの合計は、みな15となる。


この問題は、試行錯誤で誰でも解けると思う。

そして、第2の問題へと続く。

   ※ 問題2   縦・横・が5個x5個=25個 のマスの中に、1〜25までの数字を
             並べて、縦・横・斜め・の合計が同じになるように、並べよ。

さあ! どうか?・・・急に難しくなったはず。

これにハマったのが、我々工学部の男子4人と教育学部男子1人、そして、アメリカ人講師のビルだった。 日米大決戦だ! などと冗談を飛ばしながらも、みんなムキになったが、2日経っても解答が出てこなかった。

遂に解答を出したのが、ビルだった。 さすがにアメリカの大学院生だ。!
そして、彼曰く、・・・縦・横・が7個x7個=49個の場合でも出来るよ。・・・なぬ!


       解答は      17  24  1  8  15

                  23  5   7  14  16

                  4   6  13  20  22

                  10  12  19  21  3

                  11  18  25  2   9
   で、合計は65となる。


解法のヒントは、

試行錯誤で導き出した問題1(3個x3個=9個)の解答より、法則性を見つけ出して、問題2(5個x5個=25個)の場合に適用する。


*『基本的には、1から順に斜め右上がりに数字を進める。枠外に出る場合は、右隣の最下段へ進む。そこからまた、斜め右上がりに数字を進める。枠外に出た場合は、一つ上段の左端へ進む。そこからまた、斜め右上がりに数字を進める。行き止りになった場合は、同じ列の一つ下の段へ進める。そこからまた、斜め右上がりに数字を進める。この繰り返しで25まで順に進めば、上記の解答になる。』*


興味のある人は、(7個x7個=49個)の場合にも、チャレンジしてみよう。
    
       

                  (国見ケ丘の雲海)

                      

ちなみに、上記のパズル:(7個x7個=49個)の場合の解答・・・・・は、


            30 39 48  1 10 19 28

            38 47  7  9 18 27 29

            46  6  8 17 26 35 37

             5 14 16 25 34 36 45

            13 15 24 33 42 44  4

            21 23 32 41 43  3 12

            22 31 40 49  2 11 20
     で、合計は175となる。


         (ビル)と(デヴィ)