ケーナ

複音ハーモニカ

● 手編みケーナ入れ袋(妻の力作2)
  

今度は、ケーナを入れる袋(3本)を編んでくれた。
ありがとう。

↑【 ケーナ (自作品) 】

● 「ケーナ」?


『音色が良くて、吹きやすく、フルートに近い縦笛は?。・・・』

アンデスの縦笛・・・「ケーナ」だ。

「ケーナ」は、竹を削り、穴を開けただけの素朴な楽器。

尺八に似ているが、尺八よりもずっと吹きやすく、楽しむには、うってつけの楽器だ。

まず、ペルー製と、ボリビア製のG管を、1本ずつ、購入してみた。

音色はまあまあだったが、音程は両方ともだめで、調律するも、オクターブ上の音程が合わず、使い物にならなかった。

そこで次は、日本のプロ奏者に、価格の高い(5万円くらいだった?)プロ用ケーナと言うのを注文してしまった。
このケーナは、半年経って、やっと届いた。


フルート曲を中心に、練習を開始した。

「G線上のアリア」や「シチリアーノ」などの曲は、気持ち良く吹ける。

「メヌエット(アルルの女)」にも、挑戦してみたが、これもいい。

ケーナの「ビブラート」は快感で、病み付きになる。

このプロ用ケーナは、骨太の音色で、「云うこと無し」だったが、経年とともに、ピッチが狂ってきて、何回も調律を繰り返しているうちに、とうとうダメになって、破棄せざるを得なくなった。

そこで、『自作してみよう』との思いで、「自作ケーナ」の製作に挑戦してみた。

試作品10本くらいの後に、「まあまあのもの」が出来上がった。 嬉しくて、良く吹いた。

が、これも後日、調律のし過ぎ(?)か、ダメにしてしまった。

          

 

奥側は「試作品」、手前は「まあまあの出来の自作ケーナ」。

調律は、CDの「G線上のアリア」で合わせたが、後日、チューナーを入手して計ってみたら、少し高過ぎていた。

   ・・・あ〜あ残念!

                   

● bun「ケーナ」

● 自作「ケーナ」

 ↑【 ケーナ (購入品) 】
          

 

奥の2本がペルー製とボリビア製。
手前が「プロに注文したケーナ」

                     

新居浜に帰って
草笛音楽の楽しみ
指笛
複音ハーモニカ!

上記の太bunケーナは、残念ながら、後日、割れてしまった。

「めんちくのケーナ工房」の井上さんにまた無理を言って、細かく仕様を要求した3本のケーナを作って頂いた。

  (1)G管細bunケーナ  :メインで使用している、とっても吹きやすいケーナ。
     (7000円)

  (2)G管中細bunケーナ:米国のプロも欲しがった出来のいい井上さんの自信作。
     (7500円)

  (3)F管bunケーナ    :G管で吹きにくい時や、最低音ファが必要な時に使用。
     (7000円)


bunケーナを入手してからは、ヤマハケーナには手を出さなくなった。
やはり、吹き勝手の違いに差がありすぎたのだ。

時たま思い出したように吹いてみたりしたが、
やはり気分が悪くなって、無茶苦茶な改造を施してしまい、
3本のヤマハケーナは、とうとうダメになってしまった。
      

 

↑【 ケーナ (YAMAHA) 】


● 手編みサンポーニャ入れ袋(妻の力作1)
  

女房が夜なべして、サンポーニャを入れる袋を編んでくれた。
試行錯誤しながら、現物合わせにて、かぎ針一本での作品。
しっかりとした出来ばえに大満足。・・・感謝・・・感謝。

その後、女竹G管のbunケーナを、大分県の「めんちくのケーナ工房」より入手した。
(7500円)。

このケーナは、大分産の女竹で出来ており、また、製作者の 「ちょっと力が要る管なので初めての人には向きません。」 と言う文句に、心惹かれ、購入したもの。
内径、指穴とも太めで、なるほど初心者には向かないものだ。

駐車場の車の中で早速吹いてみた。秋川雅史さんの「千の風になって」、
シューマンの「トロイメライ」、ショパンの「ノクターン」、サンサーンスの「白鳥」、
それから「灰色の瞳」、「いつも何度でも」・・・ と続けざまに吹いてみた。


吹き応えのあるケーナだ。
大きな音なのに、息苦しさを感じない。
実に、良く鳴ってくれる。

自分向きの、ケーナかも。

これからじっくり吹き込んで、
慣らして(鳴らして)いこうと思う。

・・・・・・・ 楽しみ、楽しみ。
      

 

● ヤマハの「ケーナ」

上記(1)のG管細bunケーナを参考にして、自作のケーナを作ってみた。

材料は、私が生まれ育った新居浜市の垣生山で正月に採取した女竹で、2年ほど室内乾燥させたものを、コンロで油抜きして使用。

No.1〜8まで番号を付けて、G管8本の制作を始めた。結果はつぎの通り。


No.1: 少々吹きにくいが、一番のお気に入り。音程は正確。自分の車に常設。
       練習用に使用している。

No.2: 大体OKだが、3オクターブ目のソが少し出にくく、一番下の穴を押える必要
       があったりして、使い勝手は、いまいちの感。

No.3: 細めで吹きやすかったので、女房の車に常設して、スーパー等の待ち時間
      練習用にしていたが、割れてしまった。今はNo.8を代りに使用している。

No.4: 少し曲がっていて見かけは良くないが、まあまあ吹きやすく、音程はいいので、
       練習用として、ハーモニカ仲間のNさんに進呈した。

No.5: 8本の中で一番外観がきれいだったので、即、沖縄の友人に進呈した。

No.6: ドリルでの穴あけ中に割れてしまったので、破棄した。

No.7: これもまた、穴あけ中に割れてしまって、破棄した。

No.8: 最低音のソが少し低めで、吹くときに注意が必要。それ以外は、非常に
       吹きやすく問題なし。自宅での練習用。

      

 

● 続bun「ケーナ」

ヤマハ製のケーナがあることを知って
何年も、ずーと気になっていた。
『買ってみようかな』と思って、
ネットでメーカのカタログを調べてみた。

  調子 / G 仕様 / カエデ材
  (ウレタン含侵加工)メンテ用品付
  ヤマハケーナは日本人の指に合わ
  せたトーンホール径を採用。
  アンサンブルが楽に行える
  ピッチバランス、調整管の採用等、
  初心者でも楽に音が出せます。

「日本人の指に合わせたトーンホール径」とは、指穴径が小さいということ。また
「アンサンブルが楽に行えるピッチバランス、調整管の採用」とは、上下2分割式ということで、「アンデスのケーナ」とは少し感じが違う。

ヤマハブランドのケーナとは、一体どんなケーナなのか?

・・・とうとう、買ってしまった。・・・

価格は8,800円とあるが、ネットで安い店を捜して7,040円で購入。

思ってた通り、今までのケーナとはだいぶ違う。指穴は小さく、歌口はやや広め。
さっそく吹いてみた。

 ・・・ 運指の違いもあって、だいぶ吹き辛い。 それに、
     3オクターブ目の「ファ」以上の高音が鳴らない。
     音の抜けも ・・・ うーん、良くないな。

ショックだったので、何日もそのままにしていた。・・・ところが

冷静になったら、違った考えが、ふつふつと沸いてきた。


 ・・・ 『音程は良いじゃないか。
      高音は穴の押え方で、何とか、3オクターブの「ラ」までは出せる。
     「シ」が出なくてもいいじゃないか。
      音色や音の抜けは、管の内側を削れば変わるのだから』 と。

そこで「禁断のヤスリ」にて手を加えてしまったのだった。

・・・・・・・ふ〜、なんとかうまくいった。

音程は正確だし、かなり気分よく吹けるようになった。

今は、その「ヤマハケーナ」で、
『あ〜快感・・』 の 演奏を楽しんでいる。

特に、門倉有希さんの 【ノラ】 や、
小出道也さんの 【美しいケーナの調べ】 のCDを、
ヘッドフォンで聞きながら、合わせ吹く時の快感は、

・・・・・・・ 最高だ!                           

指穴の小さいのは、指を動かしやすく、とってもいい。
また、上下分割スライド部は、音色の微調整が出来てグーだ。